お久しぶりの更新になります。

今回はお味噌汁の具材として馴染み深いしじみの、より良い冷凍方法を紹介していきます。

しじみは冷凍することによって肝機能を助ける【オルニチン】が増加します。


冷凍前にまずは下処理をしていきます。

水に対し0.3%程の塩を入れ、3時間ほど砂抜きを行います。

その際しじみが重なって高低差ができると吐いた砂を下のしじみが吸ってしまうことがあるので重ならないようにバットに並べます。

[しじみは暗いと砂を吐きやすくなるので新聞紙やアルミホイルなどを被せて砂抜きを行います]

砂抜き後、砂抜きをした塩水を捨て

冷凍前に常温で3時間ほど放置をします。

空中放置をすることでしじみがエネルギーを作り出しグリコーゲン(糖原)を分解することで旨味成分である【コハク酸】が増え、より美味しくなります。

[冷凍する際は軽く水洗いをし保存容器に入れ、水を足して冷凍します]

水を足さずにしじみを袋などに入れ冷凍する方法だと日持ちは2~3週間ほどですが、水を足し全体を氷漬けにすることにより乾燥と酸化を防ぎ最大3ヶ月ほど日持ちさせることが可能になります。

[調理の際は氷ごと、沸騰させたお湯をはった鍋に入れます]

加熱スピードが遅いと殻が開きにくくなるので鍋に蓋をし強火にかけて一気に加熱することをおすすめします。

暦の上では立春ですが、まだまだ寒い毎日。

冷凍のひと手間を加え、栄養がアップした

しじみのお味噌汁を飲みほっと一息つかれてはいかがでしょうか。